京阪電気鉄道は,2022(令和4)年2月26日(土)から,石山坂本線で「比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊> 統一デザイン車両」の運転を開始すると発表した.
これは,比叡山観光の振興を目的として組織された比叡山振興会議に参画する京阪が,伝教大師最澄1200年魅力交流の一環として運転するもので,石山坂本線で運用されている600形1本(619-620号車)を対象に,GKデザイン総研広島がデザインを担当した.デザインは,びわ湖をイメージした濃紺色をベースとし,車両側面には「びわ湖の水面の揺らぎ」をモチーフにしたパターンをあしらっている.
車両前面は,「光の廻廊」をイメージしたゴールドの環をダイナミックに配置したデザインとし,「比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊>観光ルート」における叡山電鉄「ひえい」や叡山ケーブル,「比叡山内シャトルバス」の各車両と共通性のあるデザインの世界観を創り出すことで,観光ルートの明確化を図っている.
画像:「比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊> 統一デザイン車両」のイメージ(京阪電気鉄道提供)