小田急箱根グループの箱根登山鉄道と箱根ロープウェイは,両社の合併について,国土交通省に対して認可を申請したと発表した.
両社は,箱根エリアの観光ルート「箱根ゴールデンコース」において,箱根登山電車,箱根登山ケーブルカー,箱根ロープウェイを運行し箱根観光の一翼を担っているが,事業親和性が高く,あらゆるシナジーの創出が期待できる両社を合併し,経営資源を集中することで,目まぐるしい事業環境の変化に柔軟に対応できる機動的かつ効率的な経営体制を構築する.
小田急箱根グループでは合併後も,自然災害への備えやサービスの充実化などを通じて,より一層観光客が安心して楽しめる「世界に誇る観光地 箱根」の実現を目指すとしている.
合併の効力発生日は,2022(令和4)年4月1日(金)を予定している.合併に際しては箱根登山鉄道を存続会社とし,合併後の商号は「箱根登山鉄道株式会社」を継続使用する.また,合併による事業内容などの変更はない.
写真はいずれも箱根登山鉄道・箱根ロープウェイ 共同ニュースリリースから