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スハフ14 505「たんちょうカー」が報道陣に公開される

スハフ14 505「たんちょうカー」が報道陣に公開される

JR北海道は,釧網本線で冬季に運転している“SL冬の湿原号”のリニューアル第1段となる,スハフ14 505「たんちょうカー」を2021(令和3)年12月27日(月)に苗穂工場で報道陣に公開した.

 “SL冬の湿原号”の客車リニューアルは,蒸気機関車がもつ「ノスタルジー」や「レトロ」感をコンセプトとし,2021(令和3)年度はリニューアル第1弾として,1号車のスハフ14 505と5号車のスハフ14 507を「たんちょうカー」にリニューアルする.
 車内の座席配置は川側をカウンター席,山側を高床化したボックス席とすることで,釧路川や湿原など川側の眺望を楽しめるレイアウトとなっている.
 座席には抗菌・抗ウイルス生地を使用し,色調には「タンチョウの赤」をモチーフに,レトロ感ある臙脂(えんじ)色とする.新型コロナウイルス感染症対策としては,2020(令和2)年度に引き続き,テーブルにパーティションなどが設置される.
 壁面は雪原に点在する木々をイメージした木目調を採用するなど,木材を使用した暖かみがあり高級感を感じる室内にリニューアルされた.また,機器室に隣接する通路の窓を大形化し,展望通路が設置されている.

スハフ14 505「たんちょうカー」が報道陣に公開される

 2021(令和3)年度の“SL冬の湿原号”の運転日は,2022(令和4)年1月22日(土)から3月21日(月祝)までの週末を中心に,前年比12日増となる計33日間が設定されている.
 運転区間は釧路—標茶間で,運転時刻は上りが釧路11:05発→標茶12:35着,下りが標茶14:00発→釧路15:42着で,途中の停車駅は東釧路・釧路高原・塘路・茅沼となる.
 座席指定料金は1680円で,釧路—標茶間での料金は,2970円(乗車券1290円+座席指定券1680円)となる.

 今後,2022(令和4)年度には,2号車から4号車を「ストーブカー」として,腰掛生地,壁面,カーテン,テーブルなどの内装を中心にリニューアルする予定となっている.

写真はいずれも加藤 勝撮影(取材協力:JR北海道)

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