東急では,2022(令和4)年度,東急新横浜線の開業が予定されており,目黒線で運用されている車両が,現在の6両編成から8両編成に変更することが計画されています.
この度,5080系に増結するための中間車10両が,2021(令和3)年10月26日(火)から28日(木)にかけて逗子から長津田まで甲種輸送されました.逗子から八王子までは10両で輸送されましたが,途中,八王子で6両と4両に分割され,横浜線内の甲種輸送は2日にわたって行なわれました.けん引機は逗子→新鶴見(信)間と八王子→長津田間が新鶴見機関区所属のDE10 1666,新鶴見(信)→八王子間が新鶴見機関区所属のEF210-163でした.
今回登場した増結用中間車の車番は,5584,5484,5586,5486,5389,6301,5590,6302,5587,5487となっており,5184編成,5186編成,5189編成,5190編成,5187編成に,5号車,4号車として組み込まれるものと思われます.このうち電動車2両には「6301」,「6302」の車番や「3号車」の表示,大井町線6000系のカラーリングを剥がした痕跡があることから,6000系6101編成と6102編成に「Q SEAT」車を組み込んだ際に余剰となった車両が転用されたようです.6000系の余剰車両は2019(令和元)年9月に総合車両製作所横浜事業所に入場しており,その後の動向が注目されていました.
写真:橋本—相模原間にて 2021-10-28
投稿:西村 雅人