南海電気鉄道では,一部運休している特急“ラピート”のうち,土休日の全列車について,2021(令和3)年10月30日(土)から運転を再開すると発表した.
特急“ラピート”は,新型コロナウイルスの感染拡大にともなう利用状況を考慮し,2020(令和2)年4月24日(金)から一部列車を運休としていた.しかし,新型コロナウイルス新規感染者数が減少していることやワクチン接種の進展,政府における行動制限緩和が検討されるなど,現在の社会情勢を踏まえ,関西空港を拠点とした移動需要に対し適切な輸送力を提供するため,土休日の列車に限り運転を再開する.これにより,土休日の特急“ラピート”の運転総本数は,上り24本・下り24本となる.
土休日ダイヤの特急“ラピート”運転再開にともない,2021(令和3)年12月末ごろまで運転している「すみっ
コぐらしラピート」の運転本数も増やす.これにあわせて12月末ごろまでの間,特急“ラピート”の運転台に「制服を着たぬいぐるみのすみっコ」たちを設置する.さらに12月ごろには,南海・特急チケットレスサービスキャンペーンの実施を予定している.
なお平日の特急“ラピート”については一部運休を継続し,今後の利用状況や新型コロナウイルス感染状況などを考慮して運転再開時期を検討する.
一部の画像は南海電気鉄道のニュースリリースから