JR四国と四国交通は,事故や災害などで長時間運転を見合わせる事象が発生した場合に,鉄道と路線バスが相互に代替輸送手段として利用できるよう,代替輸送契約を締結したと発表した.
現在,JR四国では,「四国における鉄道ネットワークのあり方に関する懇談会II」など四国4県との「5カ年推進計画2021~2025」にもとづき,地域の関係者と一体で利便性向上や利用促進など,持続可能な鉄道網の確立に向けた取組が進められている.
代替輸送は,事故や災害などで長時間運転を見合わせる事象が発生した場合,乗客が購入したきっぷで,ほかの公共交通機関の経路が利用できるもので,あらかじめ有効な区間の乗車券を持つ乗客が利用できる.なお,乗車券を未購入の乗客は,ほかの公共交通機関の運賃が必要となる.
今回の代替輸送契約で対象となるのは,土讃線 阿波池田—大歩危間と四国交通「祖谷線」阿波池田駅前—大歩危駅前間および同「山城線」阿波池田駅前—川口駅前間で,2021(令和3)年9月1日(水)から適用する.
なお,代替輸送は運転見合わせ発生時に直ちにを実施するものではなく,状況により実施の有無を決定するため,その都度各会社のWEBサイトなどで案内される.
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