東急電鉄は,世田谷線・こどもの国線を除く各線のすべての踏切(135ヵ所)について,2021(令和3)年7月6日(火)に,3D式またはレーザ式による踏切障害物検知装置の設置率100%を達成したと発表した.
踏切障害物検知装置は,自動車などが踏切で立ち往生した場合にセンサが検知し,接近する列車の運転士に異常を知らせる信号を送るもので,これにより,列車と自動車・人との接触事故を未然に防止する可能性が高まり,踏切の安全性の向上を図るもの.
また,踏切障害物検知装置については,2013(平成25)年度から,従来のレーザ式センサよりも障害物の検知精度が高い3D式センサへの置換えも進められており,現在,2D式センサが設置さている40ヵ所について3D式への置換を進め,これについても100%設置を目指すとしている.
なお,東急電鉄ではこれまでにも,全駅のバリアフリールート整備100%達成,大手民鉄初のホームドア・センサ付き固定式ホーム柵の設置100%(世田谷線・こどもの国線を除く),保有車両への車内防犯カメラの設置100%などを達成している.
一部の画像は東急(株)提供