JR東日本は,只見線の会津川口—只見間について,国土交通大臣に対し第一種鉄道事業廃止の届出と第二種鉄道事業許可の申請を,2021(令和3)年6月30日(水)付けで行なったと発表した.
上記の区間は,2011(平成23)年7月に発生した「平成23年7月新潟・福島豪雨」の被災により,不通区間となっているが,2017(平成29)年6月に,福島県とJR東日本の間で,福島県が第三種鉄道事業者として鉄道施設および土地を保有し,JR東日本が第二種鉄道事業者として運行する「上下分離方式」による基本合意書が締結された.
現在は,2022(令和4)年中の運転再開を目指し,鉄道施設などの復旧工事が進められているが,不通区間の鉄道施設については復旧後,営業運転再開までに福島県に無償譲渡される予定.鉄道施設などの使用料については,福島県はJR東日本に請求するが,JR東日本が使用料を支払うことで,不通区間の収支に欠損が生じないように減免する.
このほか,福島県も国土交通大臣に対し,6月30日(水)付けで第三種鉄道事業許可の申請を行なっている.
只見線 会津川口—只見間が上下分離方式に 〜JR東日本,第一種鉄道事業廃止の届出と第二種鉄道事業許可を国土交通大臣に申請〜
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