大井川鐵道とソニー・クリエイティブプロダクツは,2021(令和3)年6月12日(土),「きかんしゃトーマス号」が走る公式イベント『DAY OUT WITH THOMAS™ 2021』を開始した.
大井川鐵道で「きかんしゃトーマス号」の運転を2014(平成26)年から開始し,子どもから大人まで幅広い層に人気を博している.
2021(令和3)年は,2020(令和2)年に原作出版75周年を迎えた「きかんしゃトーマス」の特別企画として,「トーマスのはじめて物語」を再現した「みどりのトーマス号」を6月限定で運転する.これは,作者のウィルバート・オードリーが息子の誕生日にプレゼントした手作りの機関車のおもちゃが「緑色」のボディであったことに因んだもの.「トーマスのはじめて物語」は,そのエピソードをもとに制作された長編アニメ作品で,トーマスがはじめてソドー島にきたときのストーリーである.
イベントの初日となる6月12日(土)は,「きかんしゃトーマス号」が客車7両をけん引.後補機として電気機関車が連結され,新金谷—千頭間を往復した.
このほか,新金谷駅前プラザロコ内の旧井川線客車内では,「トーマスのはじめて物語」のストーリーを紹介するパネル展示も行なわれている.
今回も「きかんしゃトーマス号」の運転日には,新金谷車両整備工場と千頭駅構内で限定イベントを開催している.
新金谷車両整備工場では「きかんしゃトーマス号」乗務員の出発前点検の作業や油さしのようすなど日常業務の一部が見学できる『きかんしゃトーマス号の整備工場』や,真っ赤なボディが特徴の特殊消防車「フリン」の展示を実施.
同じく千頭駅では,「パーシー」・「ヒロ」・「ジェームス」・「ラスティー」・「ウィンストン」など,「トーマス」の仲間たちと会えるようになっている.なお千頭駅では,『きかんしゃトーマスフェア』も開催され,『ラスティーの遊覧運転』,『ウィンストンのレールライド』,『きかんしゃトーマス号の転車台見学』などを楽しむことができる.
今後,「きかんしゃトーマス号」は10月18日(月)まで,それぞれ週末を中心にのべ77日間,運転が行なわれる予定.あわせて,「バスのバーティ」・「2かいだてバスのバルジー」に乗ることができるツアーも催行する(いずれも先着順受付)
写真:フルハウス提供
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