2021(令和3)年5月31日(月),『芳賀・宇都宮LRT車両「ライトライン」お披露目式』が栃木県宇都宮市下平出町にある宇都宮ライトレール車両基地で開催された.
宇都宮ライトレールは宇都宮駅東口—芳賀・高根沢工業団地間14.6kmで2018(平成30)年6月から建設工事が進められている.JR宇都宮駅から西側の桜通り十文字付近までの整備についても検討が進められており,将来的な既存鉄道への乗入れを考慮して,軌間は1067mmとなっている.
今回公開されたのは,HU300形の第1編成で,3車体連節3台車方式で,JR宇都宮駅東口方からHU301-A+HU301-C+HU301-Bの順で組成される.車両幅は2650mmと,国内低床式車両における最大の車両幅で,車両長は29.520m.これにより定員は国内の低床式車両では最多となる,1編成当たり約160名(座席50名)となっている.乗降口はA車とB車は3ヵ所,C車が2ヵ所で,全扉にICカードリーダーが設置されている.
第1編成の製造は新潟トランシスが担当し,2023年3月の開業までにこの第1編成を含む計17編成が導入される予定.
腰掛は一般席が枕木方向,優先席がレール方向に配置される.A車とB車には車椅子スペース,C車にはフリースペースが設置されている.
写真はいずれも編集部撮影(資料提供・取材協力:宇都宮市)