三菱重工エンジニアリングなど
「ドバイメトロ」運行・保守と「ドバイトラム」運行事業を受注

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2021年3月24日掲載
「ドバイメトロ」運行・保守と「ドバイトラム」運行事業を受注

三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング(MHIENG)は,フランス国有鉄道(SNCF)グループのケオリス社(KEOLIS SA)・三菱商事とコンソーシアムを組み,アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国にある全自動無人運転鉄道システム「ドバイメトロ」の運行・保守と,路面電車「ドバイトラム」の運行に関する事業権を取得し,同国道路交通局(RTA)との間で契約を締結したと発表した.海外における都市軌道交通の運行へ参画するのは,MHIENGとしては初めてとなる.

 ドバイメトロは,2009(平成21)年に開業した2路線・計90kmの都市鉄道で,ドバイ国際空港や主要地域・ドバイ国際博覧会会場を結び,日常生活に欠かせない交通基盤として利用されている.このうち当初開業した約75kmの本線を,三菱重工業がリーダーを務めた5社コンソーシアムで設計・調達・建設を請け負った.

「ドバイメトロ」運行・保守と「ドバイトラム」運行事業を受注

 一方のドバイトラムは2014(平成26)年に開業した路面電車で,高層ビルが立ち並び開発が著しいマリーナ地区の計10.6kmを結び,周辺の美しい景観を生かした便利かつ快適な交通手段として親しまれている.
 今回の事業権契約では,都市軌道交通のシステムや車両を多く手掛けたMHIENGと三菱商事の実績と,世界30都市での全自動無人運転のメトロとトラムの運行を誇り,本分野の世界的リーダーでもあるケオリス社が持つ公共交通事業の運営ノウハウを融合させ,RTAと協力し運行・保守事業を進める.
 今後は,3社で事業会社「Keolis MHI Rail Management and Operation LLC」を設立した後,現行の運行・保守事業者からの移管を経て,2021(令和3)年9月から事業を開始する.契約期間は最長15年(9年プラスオプション最長6年)となる.

写真はいずれも三菱重工業提供