JR東日本では,2020年12月10日(木),中央・総武緩行線で運用されていたE231系の付随車4両が,大宮→東大宮(操)→西浦和→国立→松本→長野の経路で配給輸送されました.けん引機は長岡車両センター所属のEF64 1032でした.
今回,輸送されたのは長野方からサハE231-220,サハE230-901,サハE231-901,サハE230-45で,これまでB81編成,B901編成に連結されていた車両ですが,いずれも廃車になるものと思われます.
これまで,E231系の余剰付随車の輸送は,伴車となる編成の中間に連結する形で行なわれていましたが,今回は,付随車のみで輸送されています.ラッシュ時の混雑緩和のための切り札として導入された6扉車のサハE230形ですが,登場から20年ほどで,ほかの車両よりも一足早くその姿を消すこととなります.
写真:立川—日野間にて 2020-12-10
投稿:坂本 新太