新京成電鉄は,2021(令和3)年1月1日(金祝)から15日(金)まで掲出する新年のヘッドマークについて,2020(令和2)年12月11日(金)に,くぬぎ山車両基地で発表を行なった.
同社では毎年,干支をデザインしたヘッドマークを1編成に取り付けて運転しており,2018(平成30)年度からは沿線の学校にデザインを依頼している.今回は,千葉県立松戸高等学校芸術科1年の宮川祐輝さんと幸地昇一さんが「遠くから見ても新年のごあいさつが伝わるように」をコンセプトにそれぞれ制作した.
2枚のヘッドマークはどちらも横75cm×縦55cmの角形.アクリル絵の具により制作された原画を複製したもので,2作品とも「謹賀新年」が赤文字で大きく描かれている.松戸方先頭車に掲出される宮川さんの作品は,2021(令和3)年の干支である丑(うし)が制服を着用し,かわいく新年のあいさつをするようすが描かれている.津田沼方先頭車に掲出される幸地さんの作品は,新年の華やかさがシンプルに伝わるように梅の花に絞った作品とし,紅白の梅の花が新春の訪れを告げるイメージとしている.
ヘッドマークは期間中,8800形8811編成に掲出され,松戸—京成津田沼間のほか,日中時間帯は京成千葉線千葉中央までの直通運転にも使用される予定.
写真はいずれも百々貴俊撮影(取材協力:新京成電鉄)