JR東日本水戸支社は,水戸市とともに,常磐線内原駅の橋上化と南北自由通路の新設工事に着手すると発表した.
内原駅周辺地区は,駅北地区の区画整理事業が進展し,民間による商業・文化・レジャーなどの複合的な機能集約が行なわれた.また,水戸市第6次総合計画においては,にぎわいと交流を創出する拠点として位置付けられており,JR東日本水戸支社と水戸市では協定を締結し,2019(令和元)年度までに設計を完了している.
新駅舎は,農業が盛んである内原地域の駅として,農家をイメージしたものとする.屋根は既存駅舎の形状を継承し,大屋根とすることで,豊かな内部空間を作り出すとともに,街並みや近隣の住宅街の街並みへの調和を図っている.
橋上駅舎には,コンコース・駅事務室・旅客トイレを整備し,エレベータ(11人乗り)が上り・下りホームに各1基設置される.また,南北自由通路は幅員約4.0m,約40mで,エレベータ1基(11人乗り)と公衆トイレ・多機能トイレを南口と北口駅前広場にそれぞれ設置する.
今後は,2020(令和2)年9月から工事に着手し,2023(令和5)年春ごろに供用を開始する予定.
写真:JR東日本水戸支社のニュースリリースから