JR西日本では,近畿エリアにおける終電繰上げの詳細を発表した.
これは,メンテナンス作業従事者の労働環境改善を目的に,近畿エリアの主要線区を中心とした深夜帯のダイヤ見直しを実施するもので,計12線区で48本の列車が削減の対象となる.
このうち,京都駅では,琵琶湖線(東海道本線草津方面)のうち篠原—米原を着駅とする列車で20分,山科—野洲を着駅とする列車で17分の繰上げとなる.また,JR京都線(東海道本線摂津大田—大阪間,西大路—高槻間),湖西線(大津京—近江今津間),嵯峨野線(山陰本線梅小路京都西—園部間),奈良線(東福寺—奈良間)の各区間を着駅とする最終列車なども対象となる.
大阪駅では,JR京都線(東海道本線高槻方面)のうち島本—京都を着駅とする列車で25分,新大阪—高槻を着駅とする列車で21分の繰上げとなる.このほかJR神戸線(東海道本線・山陽本線 塚本—西明石間,大久保—姫路間),JR宝塚線(福知山線生瀬—新三田間),大阪環状線(内回り:福島—天王寺間/外回り:大阪城公園—寺田町・天満—京橋間)の各区間を着駅とする最終列車などが対象となる.
今回の終電繰上げにともない,東京発の新大阪行き最終新幹線(現行の京都23:31着,新大阪23:45着)からの乗継ぎができる区間から,琵琶湖線篠原—米原間,JR神戸線大久保—姫路間,学研都市線忍ケ丘—松井山手間,大和路線法隆寺—郡山間の各駅とJR難波が対象から外れる.
なお,実施時期については,2021(令和3)年春としており,具体的な見直し実施日については,12月ごろに発表される.
特記以外の画像はJR西日本のニュースリリースから