JR九州では,「令和2年7月豪雨」の影響で久大本線日田—向之原間が不通となっていましたが,2020(令和2)年8月8日(土)から,日田—豊後森間で運転が再開されました.これにあわせ,久大本線の特急“ゆふいんの森”の運転再開と,特急“ゆふ”の日田—豊後森間の延長運転も実施されました.
今回,博多から豊後森まで運転される特急列車は,キハ72系による“ゆふいんの森”1・2・5・6号と,キハ185系による“ゆふ”3・4号となっており,日田までの“ゆふ”1・2・5・6号とあわせて,災害前の時刻で運転されています.ただし,キハ71系による“ゆふいんの森”森3・4号と,代替となる“ゆふ”73・74号は,引き続き運休となっています.なお,キハ72系については,LED式の行先表示器の上にステッカーで「特急ゆふいんの森 博多—豊後森」と表示されています.
日田—豊後森間の運転再開にあわせて,豊後森—由布院間にてバス代行輸送も開始されており,由布院で由布院—向之原間の代行バスとの接続は行なわないものの,久留米から大分までJR九州を利用して移動ができるようになりました.なお,“ゆふいんの森”と接続する代行バスについては,豊後森—由布院間をノンストップで運転されています.
写真:北山田—豊後森間にて 2020-8-9
投稿:麻生 航太郎