連続立体交差化工事については，大師線連続立体交差事業（第1期）工事が，暫定整備区間の東門前—小島新田間の地下化工事が完了したため，引き続き地上設備の整備が進められる．さらに品川駅付近の連続立体交差事業に着手する．
　耐震補強を含む駅改良工事は，ホーム上家延伸（京急東神奈川），エスカレータ更新（新馬場，金沢文庫），駅舎改築（花月総持寺），トイレ改修（金沢文庫，逗子・葉山）が行なわれる．ホームドアの設置については，平和島，京急鶴見，京急東神奈川，日ノ出町，追浜，汐入で進められる．
　このほか，信号保安設備の増設・更新をはじめ，電力・通信など諸設備の更新，改良を行なう．防災・地震対策強化として，高架橋や盛土の耐震補強工事や法面防護・トンネル補修・橋梁補修・浸水対策を進める．さらに安全対策として運行管理支援システムの導入や，工場，検車庫の改良･改修なども行なう．

写真上：ホームドア設置のイメージ（京急川崎）
写真下：品川駅付近連続立体交差事業の対象となる品川第一踏切
写真はいずれも京浜急行電鉄のニュースリリースから