JR九州では,2020(令和2)年7月14日(火)から,久大本線の向之原—大分間で,大分車両センター所属のキハ185系を使用した臨時普通列車が運転されています.
「令和2年7月豪雨」による災害のため,久大本線は日田—向之原間が不通となり,不通区間にキハ200形・キハ220形が取り残されました.この結果,普通列車用の気動車が不足し,列車の運休や編成の減車で対応することになったうえに,災害前と比べて混雑が増したため,特急用のキハ185系を使った普通列車が新たに設定されました.
7月15日(水)は,キハ185-2+キハ185-1011を使った2両編成で運転されました.このキハ185系の普通列車は,豪雨にともない運休となっていた由布院始発の大分行き普通列車(4829D:由布院7:03発→向之原7:37発→大分7:58着)のダイヤで,向之原始発大分行き,平日のみの運転となっています.向之原—大分間の駅では,先行列車の混雑緩和のため,この普通列車に乗車するよう協力をもとめる告知も掲出されています.
写真:南大分にて 2020-7-15
投稿:麻生 航太郎