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小田急,8月限定で「赤い1000形車両」を小田急全線で運転

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▲写真:田中 勇司

小田急電鉄は,2020(令和2)年8月1日(土)から31日(月)までの間,おもに箱根登山鉄道の小田原—箱根湯本間で運転している「赤い1000形車両」を小田急全線で特別に運転すると発表した.

 これは,一部区間で運転を見合わせていた箱根登山鉄道 鉄道線が,全線で運転を再開することを記念して実施する.新宿方に4両編成の「赤い1000形車両」,小田原方に6両編成の1000形を連結した10両編成で,小田原線・江ノ島線・多摩線の全線を走行することで,箱根登山電車の全線運転再開を沿線に知らせる.
 「赤い1000形車両」の車内には,箱根の美しい風景写真を掲出するとともに,二次元バーコードを読み取ることで,箱根の四季折々の風景が動画で楽しめる.また,箱根ゴールデンコース60周年を記念して制作されたオリジナルテーマ曲「HAKONECTION(ハコネクション)」の車内BGMを,日中の新宿駅停車中や走行中にも放送する(ふだんは小田原や箱根湯本に停車している際に放送).なお,BGMは6両編成でも放送するほか,放送しない場合もある.
 「赤い1000形車両」は,おもに箱根登山線内に乗り入れる車両として,2009(平成21)年3月から運転を開始.車両に使用されている赤色は,箱根登山鉄道1000形,2000形と同色で,スイス・レーティッシュ鉄道のベルニナ急行に使用されているものを,同社と姉妹鉄道提携を結んだ箱根登山鉄道でも採用した.
 小田急電鉄では「赤い1000形車両」が都内や江ノ島線,多摩線で定期運転を行なうのは初めてであり,小田急線の利用者に,箱根の魅力を届けるとしている.
写真はイメージです.

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