しなの鉄道は,SR1系による有料快速列車の運転を,2020(令和2)年7月4日(土)から開始すると発表した.
今回導入される新形車両のSR1系3編成は,使用列車に応じて座席をクロスシートまたはロングシートに転換できるデュアルシートとし,有料快速列車使用時はクロスシート状態で運転する.一部を除く各座席にはコンセント・ドリンクホルダを設置し,無料Wi-Fiも利用できる.また車端部にはバリアフリートイレも設置される.
平日は,朝に“しなのサンライズ号”(6両編成)として,小諸発長野行きを1本,夕方は“しなのサンセット号”(4両編成)として,長野—上田間に3本運転する.土休日は,“軽井沢リゾート号”(2両編成)を軽井沢—妙高高原間に上下各1本,軽井沢—長野間に上下各1本運転する.
また,“軽井沢リゾート号”ではオプションとして,車内で軽食が楽しめる土休日限定の「軽食付プラン」も発売する.
乗車券とは別に必要となる列車の指定券については,平日の小諸—上田間が300円,上田—篠ノ井(長野)間が300円,小諸—篠ノ井(長野)間が400円で大人・小人とも同額となる.土休日は全区間一律とし,大人500円,小人250円で販売する.また土休日限定の「軽食付プラン」は2000円(軽食セット1500円+列車指定券500円)で,テーブル付き座席の指定となる.
列車指定券は,運転日1ヵ月前の1日から当日まで(7月分は6月1日午前10時から)発売し,小諸駅・上田駅などの主要駅での購入や,しなの鉄道WEBサイトからWEB予約も可能(平日と土休日で発売場所が異なる).なお土休日限定の「軽食付プラン」は,運転日の1週間前に販売締切となる.また,“軽井沢リゾート号”については,新型コロナウイルス感染症対策のため,当面の間発売数を定員の半分とする.
写真はすべてしなの鉄道のニュースリリースから