JR西日本では,山陽本線 白市—西広島間(46.3km)で,2020(令和2)年4月26日(日) 始発列車から,新保安システム「D-TAS」の使用を開始すると発表した.
「D-TAS」は「Database oriented Train Administration System」の略で,車両に搭載したデータベースに,あらかじめ信号機の位置や曲線・分岐器などの位置と制限速度の情報を登録し,列車は,車輪の回転数で自列車位置を把握する.これにより,万一データベースに登録した設定に対して制限速度を超えた場合には,従来のATSと同様に自動的にブレーキを動作する仕組で,データベースにさまざまな地上設備の情報を登録することで,運転支援機能を充実させている.
なお,2018(平成30)年5月から,同じく山陽本線の西広島—岩国(35.9km)ではすでに「D-TAS」が導入されている.
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