2020(令和2)年3月18日(水)深夜,東武鉄道日光線東武日光駅前広場へ移設され,展示に向けての工事が進められていた,もと日光軌道線100形109号車(のちの岡山電気軌道3000形3010号車)について,3月30日(月)から公式展示が開始されました.
当日は,車両を日光市へ寄贈した観光施設「日光霧降高原チロリン村」山本雄一郎会長,ならびに大嶋一生日光市長臨席のもと,竣工式が開催され,その後は特別に車内を一般開放し,日光軌道線営業運転当時の貴重な写真が展示された車内を自由に見学することができました.
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため,車内の見学人数は10人以内に制限し,車両の窓ガラスを開放して十分な換気を行なったうえでの車内見学となりましたが,営業運転当時を知る周辺住民や観光客など約200人以上が訪れ,見学客には日光市職員から日光軌道線の概要と沿革がまとめられた記念カードが配布されました.
写真:東武日光駅前広場にて 2020-3-30
投稿:大塚 真