阪神,武庫川線向け5500系を公開

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2020年3月17日掲載
阪神,武庫川線向け5500系を公開

阪神電気鉄道は,2020(令和2)年5月末から武庫川線に導入される5500系を,3月17日(火)に尼崎車庫で鉄道ファン編集部に公開した.

 阪神武庫川線は,本線との接続駅である武庫川と武庫川団地前間を結ぶ路線で,現在は,7890・7990形と7861・7961形の2両編成で運転されている.全線で西宮市内を走っており,市内には「阪神タイガース」の本拠地である阪神甲子園球場や,「阪神タイガース」の二軍の本拠地・練習場である阪神鳴尾浜球場がある.阪神鳴尾浜球場は甲子園駅からバスで向かうのが一般的だが,武庫川線の終点である武庫川団地前駅から徒歩で向かうこともできる.こうしたこともあり,今回導入される2編成は,「阪神タイガース」と「阪神甲子園球場」をテーマとした内外装が採用された.

阪神,武庫川線向け5500系を公開

 「阪神タイガース」をテーマとした「タイガース号」は5513+5913の2両編成,「阪神甲子園球場」をテーマとした「甲子園号」は5914+5514の2両編成で,5913号車と5914号車は,中間電動車の5613号車と5614号車を先頭車化改造したもの.先頭車化改造車の前面は9000系に準じたもので,先頭車化にあわせて,集電装置をシングルアーム化するとともに1基増設して1両あたり2基の搭載としている.このほか各車ともに車外スピーカの新設と表示器のフルカラーLED化などが実施されている.

「タイガース号

 「タイガース号」の外観は,阪神タイガースをイメージさせる黄色と黒色のカラーリング.内装は,ユニフォームをイメージした縦縞模様で,乗降ドアは黄色のものと黒色のものがあり,乗降ドアのほか車内各所に「阪神タイガース」のシンボルマークがあしらわれている.

「甲子園号」

 「甲子園号」の外観は,阪神甲子園球場の蔦,芝をイメージさせる緑色と,球場の白線をイメージさせる白色のカラーリング.内装は,床面を阪神甲子園球場の土・マウンドなどをイメージする茶色をベースとし,運転台後ろの床にはバッターボックス,車両中央にはピッチャープレート,後端の乗降ドア付近には2塁ベースが描かれ,車端部は外野の芝生をイメージした緑色となっている.壁面は,球場外壁のレンガをイメージしたデザインとなっている.

阪神,武庫川線向け5500系を公開

 今後,5511+5911(←5611)と,5912(←5612)+5512の2連2本が登場する予定で,この2本のデザインは今後,発表される予定.5500系が武庫川線に導入されることで,阪神電鉄から「赤胴車」のカラーリングをまとった車両は姿を消すことになるが,このうちの1両についてはUR都市機構に譲渡され,武庫川団地内でコミュニティスペースとして活用される予定となっている.

写真はいずれも編集部撮影(取材協力:阪神電気鉄道)