カトーは,2020(令和2)年6月の発売予定商品を発表しました(2月23日内容変更).
■381系「スーパーくろしお」(リニューアル編成)
「スーパーくろしお」のリニューアル編成が製品化されます.グリーン車を含む6両編成がHD603編成,増結編成(3両)がHD632編成をプロトタイプとし,アイボリーの車体にエメラルドグリーン,ブルーの帯で構成された姿が再現されます.各車両とも号車・愛称サボが印刷済みとなります.
セット構成は,<10-1641> 6両基本セット,<10-1642>3両増結セットとし,基本セットのブックケースに増結セットの車両が収納可能で,9両フル編成をひとつのブックケースに収納することができます.
基本セットに含まれるクロ380は,先頭部の大きな窓をはじめとする特徴的な車体形状が再現され,スカートは,スノープロウなしの形態です.クロ380のヘッドライトの間にある愛称表示も点灯し,“スーパーくろしお”の愛称板がセットされます.なお,交換用には“くろしお”・“はんわライナー”・黒無地が付属します.また,クハ381-503の先頭車先頭部カプラーは電連付ダミーカプラーを採用し,9両編成を再現する場合の連結用カプラーとスカートが交換用部品として付属します.
増結セットに含まれるクハ381-108は,先頭車先頭部カプラーを電連なしのダミーカプラーとし,スノープロウが取り付けられたスカートとなります.なお,基本・増結ともクハ381の愛称表示は変換式トレインマークで,“スーパーくろしお”・“くろしお”・“はんわライナー”・白無地が選択可能です.
モハ380-502連結面側の貫通路塞ぎ板は,「ゆったりやくも(ノーマル編成)」とは異なる外観のものを新規に作成.中間車の非常口は,モハ380-502のみに表現があり,ほかの車両は閉塞された姿が再現されます.
このほか,各行先を収録した行先表示シールが付属し,シールには4号車側面のパンダマークも収録されます.発売価格は,<10-1641> 6両基本セットが18800円(税抜),<10-1642>3両増結セットが6800円(税抜)です.
※詳しくは381系 「スーパーくろしお」(リニューアル編成)の製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
■E233系 7000番台 埼京線
E233系 7000番台は,2019(令和元)年11月から相模鉄道への乗入れを開始し,活躍エリアがさらに広がりました.これにあわせて製品では,実車登場時は準備工事であった屋根上ATACS関連機器の設置,ベビーカーマークの貼付け,弱冷房車の号車変更(4号車→9号車)などの外観の変化が反映されます.
プロトタイプは,川越車両センター所属のハエ109編成で,各車両で異なるクーラが再現されます(1・3~10号車はAU726:三菱製,2号車はAU726B:トランスポーテック製).
また,ATACSアンテナが追加された先頭車屋根を再現し,前面ガラスのATACS ID「ID-39」は印刷で再現されます.さらに1号車・10号車に貼付されたベビーカーマークや,9号車の弱冷房車マークも印刷で再現されます.
前面行先表示は「4734K 各駅停車 埼京線 相鉄線直通」を印刷済みとし.側面行先表示は「各駅停車 埼京線 相鉄線直通」,交換用前面表示は「通勤快速 川越」と「快速 新木場」が2個ずつ付属します.なお,ホビーセンターカトーからは,実車の多彩な行先表示を収録した「<28-240>E233系7000番台 埼京線グレードアップシール」(税抜1700円)が同時発売されます.
セット構成と価格は,<10-1630> 6両基本セットが17000円(税抜),<10-1631>4両増結セットが7500円(税抜)です.
※詳しくはE233系7000番台 埼京線の製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
■EF64 1030 長岡車両センター
JR東日本長岡車両センター所属のEF64 1030が,2015(平成27)年11月以降の形態で製品化されます.
製品では,双頭連結器装備にともない,復心装置・KE100ジャンパ栓・スカート切欠きなど,スカート周りを中心に実施された改造箇所や,1031号機・1032号機とは異なるJRマークの位置が再現されます.
出荷時は,片側が双頭連結器,反対側は客車にあわせてアーノルドカプラー装備した状態で,交換用にそれぞれのカプラーが各1個付属します.なお,双頭連結器は,フックなしの密連仕様です.
ナンバープレート・メーカーズプレートは印刷済みで,クイックヘッドマーク対応.「北陸」「あけぼの」のヘッドマーク付属します.ヘッドライトには電球色LEDを採用し,ジャンパ栓2種,屋根上機器,前面手すりパーツが付属します.発売価格は,7200円(税抜)です.
※詳しくは,EF64 1000の製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
■323系 大阪環状線
323系 大阪環状線は,2018(平成30)年5月以降,弱冷車が2・7号車に変更された姿が製品化されます.
プロトタイプは,吹田総合車両所 森ノ宮支所所属のLS09編成LS06編成で,225系100番台とは異なる前面窓の天地の長さや,側扉手掛け位置の違い,桟のない側面扉,換気ダクトの有無,配線の引き回しの違い,乗務員室扉上の水切りの違いなど,実車の特徴が再現されます.
前面助士席窓の編成番号印刷済みで,前面行先表示と車体の側面表示は「O普通 大阪環状線」,交換用として「P普通 ユニバーサルシティ・桜島」が付属します.
セット構成と価格は,<10-1601> 基本セット(4両)が13400円(税抜),<10-1602>増結セット(4両)が10200円(税抜)です.
※詳しくは323系大阪環状線の製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください(2月23日内容変更).
上記以外にも,Nゲージでは24系寝台特急「あけぼの」,EF58 初期形大窓 青大将/「つばめ」青大将,伯備線石灰輸送貨物列車 12両セット,クモニ83 100(T)+クモニ13(M)飯田線荷物電車,E531系 常磐線・上野東京ラインなど,1/80サイズではキハ82各種の再生産が予定されています.
■特別企画品 E231系500番代 山手線<最終編成>
山手線で2020(令和2)年1月まで活躍したE231系500番代「トウ506編成」が特別企画品として11両セットで製品化されます.
各車両で異なる屋根上のクーラが再現され(1~3・8・11号車...AU726B:トランスポーテック製,4~7・9・10号車...AU726:三菱製),既存のE231系500番代中央・総武緩行線と同様,車体側面のスピーカや車いすマーク,ベビーカーマーク,号車番号,形式表記,所属表記は印刷済みとなります.
また,行先表示シールをアップデートし,行先表示・前面編成番号札のほか,現行タイプの優先席表示が収録されます.さらに,2020(令和2)年1月10日から掲出された「ありがとうE231-500代」ヘッドマーク(2種)も行先表示シールに収録されます(台座パーツ付属).価格は,11両セットで26000円(税抜)で,本製品は5月に発売される予定です.
※詳しくはE231系500番代 山手線<最終編成>の製品情報ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.