今回の改正では，野田線全線で急行運転を開始する．急行列車は，朝・夕夜間ラッシュ時間帯の柏—船橋間で，毎時2本を設定．日中時間帯の大宮—船橋間でも毎時2本設定される．これにより，柏—船橋間の所要時間が最大11分短縮されるほか，大宮—船橋間の所要時間も最大16分短縮され，速達性が向上し，他社線利用と比べて，乗換回数や移動時間が減少する．
　また，大宮，流山おおたかの森，柏，新鎌ケ谷，船橋など，他社線との接続駅では，平日最終列車を最大34分繰り下げる．とくに，つくばエクスプレスの最終列車と接続する流山おおたかの森では，深夜1時台の最終列車を設定する．
　このほか，運河—柏間の各駅列車頻度を確保するため，平日朝・夕方と土休日朝・夕夜間の大宮—柏間に区間急行が新設される．

写真：東武500系　　編集部撮影　　南栗橋車両管区にて　　2017-1-27（取材協力：東武鉄道）

　特急“アーバンパークライナー”については運転区間を拡大し，平日に500系「Revaty」による柏23：17発春日部行きの“アーバンパークライナー”73号を新設する．また，現在平日に運転されている大宮発運河行きの“アーバンパークライナー”2号を，“アーバンパークライナー”72号（大宮22：44発）に変更し，新たに岩槻が停車駅に加える．これにより，岩槻で普通列車に接続できるため，大宮から岩槻—八木崎間各駅への利便性が向上する．
　なお，平日に運転されている浅草20：30発大宮行きの“アーバンパークライナー”1号は，今回のダイヤ改正で運転区間を春日部までに短縮し，“スカイツリーライナー”7号として運転する．また，平日浅草21：30発大宮・野田市行きの“アーバンパークライナー”3号は，“アーバンパークライナー”71号とし，野田市行きについては柏まで運転区間を延長する．