JR東海では,東海道新幹線新大阪駅26番線に大開口可動柵の設置工事が完了し,2019(令和元)年12月5日(木)の始発列車から使用を開始する発表した.
新大阪駅ではすでに27番線に可動柵が設置されているが,20番線から26番線については,16両編成の列車のほかに8両編成の列車が発着するため,異なる乗降扉位置に対応した,開口部の広い可動柵の設置が必要であった.これらの課題を解決するために,2016(平成28)年度から2017(平成29)年度の約2ヵ年で開口部の広い可動柵の技術開発を行ない,2018(平成30)年度から設置工事を進めてきた.
新たに設置される可動柵は,扉長さ約5m(現行3.4m)の片持構造で,扉部をアルミ材から炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に変更.また材質の見直しにより,扉部の強度を確保しつつ最大限の軽量化を図り,扉長さの長大化を実現した.
今後は,2022(令和4)年度までに,東海道新幹線新大阪駅の残る20番線から25番線への可動柵設置完了に向けて工事を進めるとしている.
写真はいずれもJR東海のニュースリリースから