JR東日本は,気仙沼線(柳津—気仙沼間)と大船渡線(気仙沼—盛間)の鉄道事業廃止届を国土交通大臣へ提出した.
上記2区間は,2011(平成23)年の東日本大震災により被災した区間であったが,利用客の安全確保など,復旧にあたって解決すべき課題も多く相当の時間がかかることが想定された.このため,JR東日本が早期に安全で利便性の高い輸送サービスを提供することで地域の復興に貢献していくことを目指し,BRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)による仮復旧を沿線自治体に対して提案.気仙沼線については2012(平成24)年8月からの暫定運行を経て,12月からJR東日本が事業者となり運行開始し,大船渡線についても,2013(平成25)年3月から運行を開始した.
なお,BRTについては,道路運送法にもとづき運営しており,鉄道事業の廃止による運行・サービス水準の変更などは実施されない.
JR東日本,気仙沼線(柳津—気仙沼間)・大船渡線(気仙沼—盛間)の鉄道事業廃止届を提出
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