カトーは,東武50070系をNゲージで製品化すると発表しました.
50070系は2007(平成19)年に登場した,地下鉄乗入れ対応の東上線用車両で,次世代アルミ車両システム「A-train」を採用した,東武鉄道通勤電車の標準仕様車両です.乗入れ対応を活かし,東京メトロ有楽町線・副都心線のほか,東急東横線,みなとみらい線など広範囲で活躍中です.
製品は「東武鉄道 東上線 50070型」として,購入しやすいベストセレクションシリーズの「基本セット(4両)」と「増結セットA(4両)」「増結セットB(2両)」をラインナップ.側窓が2連の1段下降窓を持つ後期タイプのうち51076編成をプロトタイプとしています.
先頭車はヘッドライト・テールライト・前面行先表示・運番表示が点灯し,前面表示は印刷済みの「F急行 森林公園 21T」表示が取り付け済みとなります.また,交換用全面表示として「普通 新木場 07T」・「通勤急行 元町・中華街 17T」・「無地」が各2個付属します.側面行先表示は「F急行 森林公園」・「普通 新木場」・「通勤急行 元町・中華街」・「F特急 元町・中華街」・「各停 川越市」・「1~10号車」に加え,女性専用車表示,優先席表示,前面遮光幕も収録される予定です.
カプラーは各車ともフックなしのボディマウント密連形カプラー採用.先頭部はダミーカプラーとなります.さらに,客用ドア間の側窓と車端部固定窓のボディとの段差や,ATO運転によるホーム監視モニタやワンマン機器設置のため,他形式とは異なる運転台の形状も再現されます.
発売価格は,「基本セット(4両)」が15000円(税抜),「増結セットA(4両)」が10500円(税抜),「増結セットB(2両)」が4500円(税抜)です.
あわせて,東武8000系の商品化企画も進行中と発表されています.こちらの商品詳細は追って発表されます.
※製品情報のページはこちら(カトーWEBサイト).
また,Nゲージ国鉄20系寝台客車の各種仕様を見直し,同系列最新製品と同等の仕様へのアップグレードも発表されました.
製品は「7両基本セット」と「ナハネ20 6両増結セット」,さらに「ナロネ21(車端部床下機器付)」「ナロネ22」「ナロネ20」「ナハネ20(車端部床下機器付)」がそれぞれ単品でラインナップされます.
既存製品と比較して,ナハネフ22の車掌室内部を表現するほか,ナハネフ23の車掌室側貫通扉が銀色で再現されます.カニ21,ナハネフ22の機関車連結側については,ボディマウントカプラーを採用し,ナハネフ23については,付属のボディマウントカプラーの取付けを可能とします.
車端部床下の粉砕式汚物処理装置も再現され,単品発売するナロネ21・ナハネ20についてはこの粉砕式汚物処理装置が取り付け済みとなります.テールライト・バックサインはLEDが採用され,オプションパーツで「バックサイン20系客車用セット」も発売されます.
発売価格は「7両基本セット」が14000円(税抜),「ナハネ20 6両増結セット」が11200円(税抜),「ナロネ21(車端部床下機器付)」「ナハネ20(車端部床下機器付)」が各1600円(税抜),「ナロネ22」「ナロネ20」が各1400円(税抜)です.
※製品情報のページはこちら(カトーWEBサイト).
このほか,「DD54 ブルートレイン牽引機」や50系客車各種,489系 急行「能登」,E4系新幹線「Maxとき」,「19Gコンテナ(新塗装)」「UR19Aコンテナ(日本石油輸送・桜帯)」「フィギュアアニマル 赤きつね・たぬき」の発売も予定されています.