これは，相鉄・JR直通線の開業にともない実施されるもので，海老名—新宿間での直通運転は各停タイプと速達タイプの列車を運転する．このうち速達タイプの列車は途中，大和・二俣川・西谷・羽沢横浜国大・武蔵小杉・西大井・大崎・恵比寿・渋谷に停車し，相鉄線内（海老名—羽沢横浜国大間）は特急として運転する．

写真：JR東日本E233系7000番台　　編集部撮影　　川越車両センターにて　　2013-6-12（取材協力：JR東日本）

　使用車両は，相鉄が12000系，JR東日本がE233系7000番台で，運転本数は終日46往復（92本）．朝ピーク時間帯は毎時4本，そのほかの時間帯は毎時2本から3本が運転される．朝通勤時間帯の一部列車については，大宮方面へ直通する．おもな区間の所要時間は，二俣川—新宿間で44分，大和—渋谷間で45分・海老名—武蔵小杉間で36分となる（いずれも最速達列車）．

　相鉄本線では，相鉄・JR直通線の開業にともない，横浜方面と都心方面の分岐駅となる西谷に，特急と快速が停車するようになる．これにより，乗換えの利便性向上を図る．
　いずみ野線では，新種別の通勤特急と通勤急行が設定される．いずみ野線は現行ダイヤでは，上りの平日朝ラッシュ時間帯は各停のみの運転となっているが，改正後は上りの同時間帯に，通勤特急と通勤急行を設定することで，いずみ野線から横浜方面への速達性向上を図る．なお，通勤急行は，一部が海老名からも運転される．このほか，湘南台発の通勤特急と海老名発のJR線直通特急を二俣川で接続させることで，湘南台方面から都心方面への速達性・利便性向上を図る．
　このほか具体的なダイヤなどについては，詳細が決定次第，発表される．