北総鉄道は,新鎌ヶ谷駅のリニューアルを実施すると発表した.
新鎌ヶ谷駅は,1991(平成3)年3月31日の二期線開業にともない開設され,1992(平成4)年7月8日に新京成電鉄が,1999(平成11)年11月25日に東武鉄道が駅を設置したことから,新京成線・東武アーバンパークラインの乗換駅として,2018年度の1日平均乗降人員は北総線が22358人,線路を共用する京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス)が4516人となっている.
これまで新京成線との共同使用駅として営業してきたが,新京成線の連続立体交差事業の進ちょくにともない,2019(令和元)年6月16日(日)の始発から新京成線の改札口は新京成線高架下に移転となり,北総線と新京成線の改札口は分離され,今後は北総鉄道単独の駅となる.今回のリニューアルはこれにあわせたもので,北総鉄道の本格的な駅リニューアルは今回が初めて.
リニューアルのコンセプトは,「国内外を行き交うお客様にとって分かりやすく,地域に親しまれる駅」とし,駅出入口の壁面は親しみの感じられる木目調を基調としたデザインに改修する.大形駅名看板を設置することで,視認性を向上する.改札入場前の乗客も列車発車時刻を確認できるよう,出入口改札前には旅客案内表示器が新設される.駅出入口から改札付近のコンコースでは,床タイルを改修する.案内用サインのデザインについても一新し,新たに駅構内の柱周りにも,行先やホーム番線を表記した大形の案内サインが新設される.
北総線は,1979(昭和54)年3月9日に北初富—小室駅で開業し,2019(平成31)年3月に開業40周年を迎えている.北総鉄道では,リニューアルにより,乗客の利便性向上と沿線地域のイメージアップを図るとしている.
特記以外の写真は北総鉄道のWEBサイトから