名古屋市交通局,「経営計画2023」を策定

名古屋市交通局 N3000形

写真:名古屋市交通局N3000形  編集部撮影   日進工場にて  2012-1-20(取材協力:名古屋市交通局)

名古屋市交通局では,2019(令和元)年から2023(令和4)年度までの5年間を中心とする「名古屋市営交通事業 経営計画2023」を策定した.

 地下鉄車両では,鶴舞線車両について,車椅子(ベビーカー)スペース,液晶式車内案内表示装置・LED照明を備えたN3000形に順次更新する.また,セキュリティ向上を図るため,新規に投入する車両には車内カメラを設置する.

名古屋市交通局2000形

写真:名古屋市交通局2000形  編集部撮影   名港車庫にて  1989-3-27(取材協力:名古屋市交通局)

 名城線・名港線では車両床面とホームとの段差が生じている駅について,可動式ホーム柵の設置に引き続き,ホームのかさ上げや隙間の解消を実施する.あわせて,同2路線の改札口やホームに設置している旅客案内表示装置については,カラー液晶式に変更し,多言語表示も可能なものとする.
 快適・利便の向上として,開業から50年以上が経過した駅については,駅全体の壁・床・天井・照明などを順次リニューアルする.また,駅構内の冷房化の推進や,トイレのリニューアル,ピクトグラム・駅番号を活用したわかりやすい案内サインの整備も進める.とくに主要駅については,名古屋の顔としてふさわしい駅となるよう,個性化を図るほか,リニューアルにあわせて,駅施設の再配置や店舗などの設置についても検討する.さらに混雑緩和策として,名古屋駅では,他社線からのわかりやすい乗換え案内表示などで,桜通線の利用促進策を検討する.東山線と名城線との乗換駅である栄では,利用実態調査などを踏まえたホームの拡張・改修などを検討する.金山では,地下鉄駅のリニューアルにあわせて,駅長室・駅構内店舗などの再配置を検討する.
 バリアフリー面では,2路線が交差する駅のうち,改札内でエレベータによる乗換えができない駅についてエレベータを整備する.また,交差駅で地上へのエレベータが1基しかなく,その位置が偏っている駅については,利用実態をふまえて,整備を行なう.
 情報提供面では,主要駅の改札口付近に地下鉄運行情報を画像や多言語を用いて表示する大形モニタを設置する.列車内の液晶式車内案内表示装置については,訪日外国人の利便性向上のため,次駅名や行先表示部分を英語に加え,中国語(簡体字・繁体字),韓国語への対応を実施する.さらに,訪日外国人や聴覚に障害のある方への対応として,これまで主要駅にのみ配置していたタブレット端末を全駅に拡大するほか,主要駅にコンセルジュ(案内係)を配置する.
 乗車券については,名古屋に宿泊される旅行者への対応として地下鉄1日乗車券の24時間券化や,ICカード「manaca」のオートチャージサービスの普及と利用店舗の拡大を進める.また乗車券販売などのキャッシュレス化を検討する.

2019年5月17日掲載