小田急,新形通勤車両5000形を導入

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小田急電鉄では,12年ぶりの新形通勤車両として5000形を導入すると発表した.

 5000形は,「より広く,より快適に」をキーワードに,車内空間の広さ・明るさ・安心感・優しさを追求したデザインとした.外観は,時代を越えて利用客の生活に溶け込めるよう,価値観の変化にとらわれないシンプルなデザインとし,先頭部を流線形にすることでスピード感を強調.オールステンレス車体で,色調は素材が持つ質感をそのままに,スマート感を表現したアズールブルーとインペリアルブルーの帯ををあしらった.

小田急,新形通勤車両5000形を導入

 客室は,拡幅車体の採用と開放感に重点を置き,複々線化による混雑緩和をより実感できる車内空間とし,車両間の仕切り扉や荷棚のほか座席横の袖仕切り部に大形強化ガラスを用いることで,空間の広がりが感じられる構成とした.天井には,埋め込み形のLED照明を搭載し,天井部の閉塞感の緩和を図るほか,車椅子スペースを各車両に1ヵ所設置する.また,空気清浄機を各車両に8台搭載し,車内環境の向上を図る.防犯カメラについても,各車両に4台搭載し,安心して過ごせる車内空間を提供する.
 このほか主電動機,コンプレッサ,空調装置,駆動装置は低騒音形のものを搭載.SiC素子を用いたVVVFインバータ制御装置の搭載や,回生電力量を増大させる新規制御方式の導入,全照明のLED化により,運行エネルギーを削減する.また,車両の異常な動きを検知した場合に自動的に緊急停止させることで,被害の拡大を防止する装置や,大容量データを地上に伝送可能な次世代形車両情報管理装置とそれに対応した車上装置を搭載する.さらに,各車上装置のモニタリング情報を監視することで,車両不具合時の早期対応や,蓄積したデータを予防保全に活用する.
 5000形は,2020年度までに10両6編成の合計60両を導入する計画で,2019年度中に10両1編成が営業運転を開始する.なお,製造は,川崎重工・総合車両製作所が担当する.

写真はいずれも小田急電鉄のニュースリリースから

2019年4月26日掲載