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特集 211系顔の電車たち
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伊豆エリアで2019年4月から「観光形MaaS」の実証実験を実施

伊豆エリアで2019年4月から「観光形MaaS」の実証実験を実施

東京急行電鉄,JR東日本,ジェイアール東日本企画は,国内外観光客が鉄道,バス,AIオンデマンド乗合交通,レンタサイクルなどの交通機関を,スマートフォンで検索・予約・決済し,目的地までシームレスに移動できる2次交通統合型サービス「観光形MaaS(Mobility as a Service)」の実証実験を,2019(平成31)年4月から「静岡デスティネーションキャンペーン」にあわせて伊豆エリアで実施すると発表した

伊豆エリアで2019年4月から「観光形MaaS」の実証実験を実施

 実験期間は,「静岡デスティネーションキャンペーン」と同期間の2019年4月1日~6月30日と,2019年9月1日~11月30日の2フェーズに分かれて実施され,専用アプリ「Izuko(イズコ)」が使用される.
 「Izuko」では,伊豆急線全線・伊豆箱根鉄道駿豆線全線と,展開エリア内を運行する伊豆箱根バス・東海バスの検索,AIオンデマンド乗合交通・レンタサイクル・レンタカーの予約,指定区間が2日間乗り放題となるデジタルフリーパス・観光施設入場券などの決済が可能となっている.このうち,AIオンデマンド乗合交通は,下田旧市街エリアに置いてジャンボタクシーを使用し,乗客はスマホで行先を選び配車を受け,複数の乗客が選択した行先に対してAI(人工知能)が最適な走行ルートを表示,それに基づいて走行するもので,4月1日~6月30日は無料で試験が実施される.
 この実験により,点在する伊豆エリアの観光拠点間のシームレスな移動実現による周遊促進と地域活性化,IoT活用による交通・観光事業などの最適化,キャッシュレスや多言語対応といった観光拠点の抱える課題解決などが期待されている.

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