近江鉄道のED14 4が陸送される

近江鉄道のED14 4が陸送される

2018(平成30)年12月8日(土)に閉館した近江鉄道ミュージアムに展示されていた,近江鉄道のED14形4号機ですが,2019(平成31)年1月29日(火)の夜から,翌30日(水)の未明にかけて,彦根駅に隣接する近江鉄道の自社工場から,奈良県内の解体場まで,トレーラにより輸送されました.
 近江鉄道ミュージアムには,ED14形1号機から4号機までの4両が展示されていましたが,この4号機については,他の3両(1号機,2号機,3号機)とは違い,近江鉄道の標準塗装の「水色」から国鉄時代に塗られていた「茶色」に復元された状態で展示されていました.
 ED14形4号機は,東海道本線の電化開業に合わせて,日本国有鉄道が1926(大正15)年に,米国ゼネラル・エレクトリック社から輸入し,貨物列車のけん引機として,東海道本線に投入されました.その後は,中央本線→飯田線→仙山線で運用され,1966(昭和41)年に,国鉄から近江鉄道に譲渡されました.
 4号機は,前日に奈良県内の解体場へ陸送された2号機と同じく,彦根—多賀間で運転されていた石灰石輸送の貨物列車のけん引機として運用されてきました.
貨物列車が廃止された後,同機の定期的な運用は無くなったものの,2号機とは違い,イベント列車(行事)や,冬季の除雪・工事臨時列車のけん引機などの事業用用途として使用されてきました.

写真:滋賀県彦根市古沢町にて 2019-1-29
投稿:橋本 淳

2019年1月30日掲載