阿佐海岸鉄道では,2020年に導入予定のDMV(デュアル・モード・ビークル)の車両デザインと愛称を決定したと発表した.
同社では,2018(平成30)年4月から5月の間,DMV車両3台分を1作品とし,3台それぞれの愛称と車両デザインの一般公募を行なっていた.
3台の車体カラーには,現在運転中のASA-100形のデザインで採用されている「青」「緑」「赤」を取り入れた.また,応募作品の選考では,各車両に「阿佐東地域」「徳島県」「高知県」の特色がバランスよく盛り込まれている点が評価された.
DMV-1号車(車体カラー:青)は,「未来への波乗り」をテーマとし,太平洋の波をダイナミックに表現した.また阿佐東地域で盛んなサーフィンや,宍喰駅の「伊勢えび駅長」をデザインに取り込み,「未来に向かってチャレンジする」イメージとしている.
DMV-2号車(車体カラー:緑)は,「すだちの風」をテーマとし,徳島県の名産「すだち」と,「すだち」の葉が風に舞い,その中を徳島県の鳥「しらさぎ」が空高く舞い上がるイメージとしている.
DMV-3号車(車体カラー:赤)は,「阿佐海岸維新」をテーマとし,高知県の英雄である坂本龍馬と南国土佐に輝く太陽が描かれている.また,革新的な乗り物であるDMVが「地域活性の維新を起こす」イメージとしている.
写真:阿佐海岸鉄道のWEBサイトから