JR九州では,2018(平成30)年12月25日(火)から,吉都線の利用促進と認知度の向上を目指して,縁起が良いとされる「だるま」や「招き猫」のイラストに,「キット,願いかなう」「縁起のよい吉都線」の文字で彩られたラッピング車両が運転されています.
これは,沿線5市町村で構成されるJR吉都線利用促進協議会と,チョコレート菓子の「キットカット」を販売するネスレ日本の協力で実現したもので,同線の「吉都(きっと)」とネスレ日本の菓子の名の「キット」が同じであるというつながりがきっかけとなったそうです.
ラッピングは,キハ40 8038に施され,デザインは小林高等学校(宮崎県小林市)美術部10名が,約1ヵ月かけて制作したものです.車内にも,「だるま」や「招き猫」がプリントされたシールで彩られ,さらに一つだけハート形のつり革が付けられているという凝りようで,乗客の感心を高めています.
このラッピング車両は,2019(平成31)年3月まで運転される予定で,吉都線だけでなく,日豊本線の宮崎—西都城間,隼人—鹿児島中央間,肥薩線の吉松—隼人間などでも運転され,宮崎県都城市のWEBサイトには運用予定も掲載されています.
写真:鹿児島—竜ヶ水間にて 2018-12-26
投稿:冨吉 郷太