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江ノ電,「絵はがきになる江ノ電へ」をコンセプトに駅舎のリニューアルなどを実施

江ノ電,「絵はがきになる江ノ電へ」をコンセプトに駅舎のリニューアルなどを実施

藤沢駅のリニューアルイメージ.

江ノ電,「絵はがきになる江ノ電へ」をコンセプトに駅舎のリニューアルなどを実施

既存のアーチ形の屋根を活かした構内となる.

江ノ島電鉄では,「絵はがきになる江ノ電へ」をサービスコンセプトに,さまざまな事業を展開し,その第1弾として駅施設のリニューアルや「情報発信トレイン」の運転などを実施すると発表した.
 サービスコンセプト「絵はがきになる江ノ電へ」については,同社が100年以上にわたり,湘南の大きな空と海,鎌倉の歴史と文化に育まれた,絵になる風景の中を走り続けてきたことから,江ノ島電鉄の「これから先も,この素敵な土地で生活している皆様,この素敵な土地を訪れる皆様と共に歩んでいき,受け継がれてきた美しい街並みを残していきたい.そして,江ノ電がその一部でありたい.」という思いが込められている.
 藤沢・江ノ島・極楽寺・長谷・鎌倉の5駅については,景観デザインによる地域との調和を基軸とし,2020年の東京オリンピック・パラリンピックを踏まえ,沿線の美しい街並みに馴染む駅施設に,順次リニューアルする.
 藤沢駅は,既存のアーチ形の屋根を活かして,湘南の玄関口にふさわしいナチュラルなテイストの駅構内とする.江ノ島駅は,現在,駅前広場を整備しているが,既存の木造駅舎を維持しながら,にぎわいと活力を生み出す演出を行なう.極楽寺駅は,駅の象徴でもある旧駅舎を残し,駅周辺の自然を感じながらリラックスできる空間とする.このほか長谷駅は,地域の自然・文化・歴史を感じさせる駅舎に,鎌倉駅は,鎌倉らしさを現代風にアレンジして,江ノ電沿線エリアへの玄関口にふさわしい駅構内にリニューアルする.なお各駅のリニューアルは,2019年3月から2020年春までの間に順次完了予定である.

江ノ電,「絵はがきになる江ノ電へ」をコンセプトに駅舎のリニューアルなどを実施

 また,「情報発信トレイン」は,2018(平成30)年12月21日(金)から運転を開始した.これは,地元のデザイン事務所「DAIFUJIWARA DESIGN INC.」が外装デザインを担当.同事務所がカラーハンティングの手法により江の島を中心とした地域の植物(緑)の色を年間通して採取し,デザインに落とし込んだもので,沿線の風景の一部になりたいという江ノ島電鉄の思いを込めたデザインになっている.これに関連し,2019(平成31)年1月8日(火)には,都内のライトボックススタジオ青山で「情報発信トレイン」のデザインストーリーが楽しめる特別展示が開催される.
 なお,「絵はがきになる江ノ電へ」の事業内容については,専用WEBサイトで確認できる.

写真はいずれも江ノ島電鉄のニュースリリースから

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