水間鉄道では,2020年の開業95周年へ向けた事業のスタートとして,水間観音駅をリニューアルすると発表した.
リニューアルのコンセプトは「ひたむきに美しく」で,同社が地方鉄道として安全輸送などの使命を果たし,経営環境が極めて厳しいなかで,ひたむきに努力を重ね,苔のように贅を求めず,美しさを失わず,しっかりと路線を守っていくことを表している.また,テーマを「苔玉の駅」とし,文化財としても貴重な水間観音駅と日本の質実な美しさの象徴である「苔」をコラボレーションさせ,水だけでひたむきに千代に生き続ける生命力と美しさを水間寺への参詣客に提供する.
駅ホームや改札口などを中心に苔玉1000個を配置することで,苔玉に包まれたような空間とする.また,駅正面には2m級の大苔玉3個と休憩スペース,ししおどしを設置する.このほか,苔玉作りのワークショップやグッズショップも併設される予定.
また,今回のリニューアルを記念して,2018(平成30)年12月24日(月休)には,オープニングセレモニーを実施する.
写真はいずれも水間鉄道のニュースリリースから