JTBグループのJTBパブリッシングでは，2018年11月20日（火）に発売する『JTB時刻表』12月号から，「もっと使いやすく」をコンセプトに，表紙や掲載内容の大幅なリニューアルを実施すると発表した．
　同号では，「超リニューアル号」とし，常に変わり続ける交通情報や旬の話題をメッセージとして伝わりやすくするため，表紙デザインをリニューアルする．表紙デザインが変わるのは，1978（昭和53）年10月号以来，約40年ぶり（12月号は，車両形式が掲載される“湘南ライナー”が表紙）．
　乗車時や鉄道写真の撮影時に便利な新幹線・特急の車両形式掲載（「N700系」「E7系」など）を，急行・快速・普通列車の指定席を連結した列車にまで拡大．これにより，特急用車両で走る快速列車や，座席のコンセントの有無も確認が可能となった．
　巻頭で紹介していた期間限定の「今月のおトクなきっぷ情報」と巻末で案内していた通年の「各地のおトクな割引きっぷ」についてはページを統合し，ニーズにあった「おトクなきっぷ」を探しやすくした．また，乗車できる列車や有効期限など，きっぷの特徴をアイコン化することで，直感的にも分かりやすく掲載．紹介するきっぷも私鉄各社やネット限定販売のものにまで拡大し，旅行の目的にあったきっぷを検索しやすくした．
　さらに，2017（平成29）年11月号で50年ぶりにフルリニューアルし，私鉄・路面電車も全駅掲載となった索引地図についても，今回の12月号から武蔵野貨物線など，これまで記載していなかった旅客列車が走る貨物線を追加した（運賃計算に使用しない路線は，一般の路線とは区別する）．
　このほか，中央本線高尾発着の普通列車と東京方面から接続する特快・快速列車の「接続早見表」を新設したり，航空ダイヤをまとめるなど，もっと「使える」時刻表を目指した変更を実施している．