東京急行電鉄は,大井町線での有料座席指定サービスについて,愛称を「Q SEAT」に決定するとともに,2018(平成30)年12月14日(金)から開始すると発表した.
「Q SEAT」は,平日夜に,大井町線を利用して田園都市線方面に帰宅する際の着席ニーズに応えるもので,191号(大井町19:30発→長津田20:11着),201号(大井町20:30発→長津田21:13着),211号(大井町21:20発→長津田22:04着),221号(大井町22:27発→長津田23:07着),231号(大井町23:09発→長津田23:48着)の5本の急行列車で導入される.有料座席指定サービスの区間は大井町—たまプラーザ間で,3号車を全席座席指定とする.座席指定料金は400円の均一料金で,大井町線内の大井町・旗の台・大岡山・自由が丘は乗降可能,二子玉川・溝の口・鷺沼は降車専用,たまプラーザから先の停車駅はフリー乗降駅となる.列車指定券は,駅窓口販売(大井町・旗の台・大岡山・自由が丘の4駅)のほか,12月上旬にオープンする販売専用WEBサイト「Qシートチケットレスサービス」でも購入できる(要会員登録).
「Q SEAT」サービスには,大井町線で営業運転を行なっている6020系のうち,3号車をロングシートからクロスシートへ転換できる車両に置き換えて使用する.クロスシート36席・ロングシート9席の合計45席で,既存車両よりも広い座席や電源コンセントとカップホルダーを設置し,車内Wi-Fiサービスも無料で利用可能となる.車体には「Q SEAT」のラッピングが行なわれる.「Q SEAT」サービスの開始に先立ち,11月中旬からロングシート状態で営業運転を開始する予定.
写真はいずれも東京急行電鉄のニュースリリースから