JR東日本新潟支社は,2019年10月から開催される『新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン』にあわせて,ディーゼルハイブリッド車両HB-E300系4両1編成を新造し,新しい観光列車「海里(かいり)」を新潟—酒田間で運転すると発表した.
列車のコンセプトは「新潟の食」「庄内の食」と「日本海の景観」とし,その魅力を感じられるような食事を車内で提供する.エクステリアは「夕日」と「新雪」のダイナミックな融合をグラデーションで表現することで,新潟の新たな風景の創出となるようなデザインとした.前照灯はこれまでのHB-E300系とは異なる配置となっている.
インテリアデザインは,屋外の光を映し込ませて風景との一体感をつくることを目指したものとなる.1号車には2人掛けのリクライニングシートを中心に30席を配置.2号車は定員4名のコンパートメントシートを8区画32席日本海側に配置,座席を引き延ばすことでフルフラットとすることも可能.
3号車は,「新潟の食」・「庄内の食」をメインに提供する売店と,「食」と「景観」の旅を演出するイベントスペースを設けた車両.4号車はダイニング車両で,2人掛けと4人掛けの座席を24席配置する.うち2人掛けの4席は日本海側の窓と平行に設置される.
写真はいずれもJR東日本新潟支社のニュースリリースから