札幌市交通局は,2018(平成30)年8月30日(木),新形低床車両の1100形を報道陣に公開した.
1100形は単車タイプの低床車両で,アルナ車両が製造を担当した.通路幅を広く確保し,乗車口から降車口までの間は段差や傾斜のない低床構造となっている.座席はすべてロングシートで,車両前後の高床部には8席,扉間に12席の計20席が配置されている.優先席は扉間に6席,車椅子スペースは2ヵ所設置されている.
今後,10月上旬の営業運転に向けて,試験走行や乗務員訓練を実施する.9月1日(土)に開催される『2018 市電フェスティバル』(鉄道イベント2018年8月6日掲載記事)では一般公開が行なわれるほか,車両の愛称投票を実施する.愛称の投票は,札幌市交通局で考えた愛称候補(当日発表)から,来場者の投票により決定するもので,結果は9月中に発表される予定.
写真はいずれも加藤 勝撮影 札幌市交通局電車事業所にて 2018-8-30(取材協力:札幌市交通局)