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西武新井薬師前駅で,7月21日からホーム隙間転落検知システムの実証実験を開始

西武新井薬師前駅で,7月21日からホーム隙間転落検知システムの実証実験を開始

西武鉄道は,オムロン ソーシアルソリューションズが開発を進めているホーム隙間転落検知システムを使用し,2018(平成30)年7月21日(土)から実証試験を実施すると発表した.
 今回の実証実験は,駅ホームの安全対策として,曲線ホームにおいて列車とホームの隙間に転落した乗客を発見するためのもので,西武新宿線新井薬師前駅の1番ホーム(下り)の本川越方2両分に設置される.
 ホーム下にはセンサが2台(隙間挟まり検知用,隙間転落検知用)設置され,異なる高さから水平にレーザを照射することで転落した乗客を検知する.センサが検知した時は,ホーム上にある警報器の赤色灯が点滅するとともにブザーが鳴動し,運転士に知らせることで,列車とホームの隙間に転落した乗客を発見する.また,気象条件など,さまざまな条件下における影響についても検証する.
 西武鉄道では,このシステムにより,列車停車中に列車とホームの隙間に転落した乗客を高い精度で発見することが期待できるとしている.なお,オムロン ソーシアルソリューションズの開発したホーム隙間転落検知システムを導入するのは,鉄道業界では同社が初めてとなる.

写真:西武鉄道のニュースリリースから

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