大井川鐵道では,所有する蒸気機関車のC11 190が大井川鐵道で運転を開始して15周年を迎えることを記念して,デフレクタを「小倉工場式切取除煙板(愛称:門デフ)」に変更したと発表した.
C11 190への「門デフ」取り付けは,大井川鐵道のSL列車運転開始40周年となった 2016(平成28)年に期間限定で実施されたのみだが,同機の営業運転が15周年の節目を迎える 2018(平成30)年に,再度「門デフ」を取り付け,九州地区で蒸気機関車が鉄道の主役だった時代の再現を試みようと実施するもの.なお,C11 190は,九州地区を中心に活躍をしていたが,国鉄で廃車となるまでに「門デフ」を付けた実績はない.
「門デフ」を取り付けての運転期間は2019(平成31)年3月中ごろまでの予定で,期間中の運転日については,ほかの3機の蒸気機関車とともに運用されるため,未定となっている.
写真提供:大井川鐵道