京浜急行電鉄では,同社の鉄道情報を配信している京急線アプリにおいて,2018(平成30)年9月から「駅改札混雑状況」表示機能の提供を開始すると発表した.
この機能は,改札付近のカメラの映像から混雑状況を判断し,静止画データに利用客を模した人型アイコンを表示するもの.手持ちのスマートフォンでタイムリーに駅構内の混雑状況を確認可能とすることで,ダイヤ乱れ発生時などに列車を利用するタイミングなどを利用客自身で判断しやすくする.また,駅の混雑時間の傾向もわかるため,駅の空いている時間帯も事前に確認することができる.
京急線アプリにおいてはこれまでも,快特・特急などの優等列車を除き,低混雑列車へ誘導する乗換検索「ゆったり電車で行こう」や,通勤ラッシュ時間帯の列車内の混雑状況を表示する「列車混雑状況目安表示」機能を提供してきたが,今回の新機能を追加することで,東京都が推奨する時差出勤「時差Biz(ビズ)」を推進する.
今回は,京急蒲田,天空橋,羽田空港国際線ターミナル,羽田空港国内線ターミナル, 京急川崎,京急鶴見,仲木戸,日ノ出町,上大岡,杉田,逸見の計11駅に導入し,今後も対象駅を順次拡大する予定.
写真:京浜急行電鉄のニュースリリースから