神戸新交通では,ポートアイランド線の主力車両である2000形について,車内の固定座席の一部を跳上げ座席に改造した改造車両を2018(平成30)年4月から順次投入すると発表した.
ポートアイランド線に2016(平成28)年3月に導入された2020形は,車両の製造段階で跳ね上げ式座席を採用しており,扉付近の混雑緩和が確認できていることから,今回,既存の2000形車両についても同様の配置に変更し,平日朝のラッシュ時における混雑緩和を図る.
改造車両は,2018(平成30)年4月に1編成を導入し,以降は2019年5月までに合計14編成の改造工事を実施し,順次投入する.同社では改造工事により,実質的な車両の収容能力が1編成あたり約30人(乗車率約10%相当)増加することを確認しており.すべての改造車両の投入が完了した際には,平日朝ラッシュの8時台において,約620人分の輸送力増加が見込まれる.
※1編成(6両編成)あたりの車両定員は300人.
写真上:神戸新交通2000形 松本洋一撮影 ポートアイランド車両基地にて 2005-12-1(取材協力:神戸新交通)
特記写真以外は神戸新交通のニュースリリースから