JR北海道では,新千歳空港駅をリニューアルすると発表した.
新千歳空港駅は1992(平成4)年7月に開業したが,近年はとくに訪日外国人の利用が急増しており,今後も訪日外国人を中心に増加が見込まれることから駅のレイアウトを中心に大幅に見直す.
リニューアルでは,訪日外国人に対応するインフォメーションデスクをみどりの窓口に移転させ,スペースを拡大(約100㎡→約160㎡)するとともに,利用客の窓口を現在の5窓口から7窓口に増やして,対応を強化する.また,インフォメーションデスクおよびみどりの窓口のカウンター周辺を代表的な道産材をイメージした木目調のデザインに変更する.
駅全体のデザインは,これまでのデンマークデザインから一新し,北海道の玄関口として「北海道らしさ」を実感できるものとする.天井などに季節にあわせた映像をプロジェクタで投映し,北海道の四季を演出する.また,新千歳空港ターミナルビルから新千歳空港駅につながる通路部分には,北海道各地の風景を演出するほか,北海道を代表する樹木である「白樺」をあしらったデザインとする.
このほか,授乳室の新設や改札通路・指定券券売機・ICカードのチャージ機の増設を行ない,混雑緩和と利便性の向上を図る.
工事は2018(平成30)年4月から開始し,12月に供用開始予定(みどりの窓口やインフォメーションデスクなど一部施設は9月).
写真:JR北海道のニュースリリースから