JR東海は,東海道新幹線や特急“ひだ”の車内および駅改札口などで利用できる公衆無線LANサービス(無料Wi-Fiサービス)を,2018(平成30)年度夏から順次拡大すると発表した.
東海道新幹線では,N700Aタイプ全車両が対象で,2018(平成30)年夏から順次サービスを開始し,2019年度冬までに131編成(2096両)に整備を完了する.東海道新幹線では現在,事前に事業者との契約が必要な公衆無線LANによる車内インターネット接続サービスを提供しているが,これとは別に,事前の契約が不要かつ無料で利用することができるサービスとなる.なお,新たなサービスは,携帯電話の電波を使用したサービスを予定している.
在来線では,高山本線の特急“ひだ”(キハ85系)が対象で,2018(平成30)年夏から順次サービスを開始し,2019(平成31)年度末までに全80両に整備を完了する.
このほか,東海道新幹線の6駅の改札口やコンコース待合室付近に設置している「JR-Central FREE Wi-Fi」の提供駅を,全17駅に拡大するほか,在来線の24駅に設置する.
写真:JR東海N700系1000番台「N700A」 編集部撮影 JR東海・浜松工場にて 2012-8-21 (取材協力:JR東海)