JR東海では,2016(平成28)年4月から犯罪や不審な行為などへの抑止力の向上と,車内トラブルなどの場合の状況把握や対応の迅速化を目的に,同社が保有する東海道新幹線N700Aタイプに対して,客室内とデッキ通路部に防犯カメラ増設工事を順次進めてきたが,2017(平成29)年12月14日(木)をもって設置工事を完了すると発表した.
工事完了日をもって,JR東海が所有する全編成(133編成)中,約9割を占める118編成(全てN700Aタイプ)に,車内防犯カメラ(客室,デッキ部)が設置されることになる.また,2019年度末の700系の引退にともない,2020年度初めには全編成において,車内防犯カメラが設置されることになる.
防犯カメラについては,トラブルの際に非常ボタンが押されると運転台と車掌室でアラームが鳴り,乗務員がカメラで状況を確認できる仕組となっており,トラブルを早期に状況把握でき,迅速な対応が可能となる.
JR東海N700系の防犯カメラ増設工事が完了
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