南海本線樽井—尾崎間,11月23日から上下線で通常ダイヤによる運転再開

南海電気鉄道 12000系

南海電鉄では,2017(平成29)年10月に発生した台風により,南海本線樽井—尾崎間の男里川橋りょうの橋脚が傾斜し,一部列車の運転を見合わせていたが,橋りょうの仮復旧工事が完了し,11月23日(木祝)の始発から上下線で通常ダイヤによる運転を再開すると発表した.
 男里川橋りょうは,被災した下り線橋脚の前後左右に鋼杭を打ち込み,仮橋脚を立ち上げ,橋桁を元の位置に戻す工事を進めたあと,線路関係の復旧工事を実施した.また同橋りょうの全橋脚に傾斜計を取り付けて監視体制を確保したほか,南海電鉄にある同構造の9橋りょうについては詳細点検を実施する.
 今後は,2018(平成30)年5月末までに橋りょう全体の本復旧工事として,当該橋脚を新設する(鉄筋コンクリート構造と杭基礎)とともに全橋脚の洗掘対策工事を実施する.また,橋りょうに異状があった場合の列車緊急停止システムの研究や,現行の河川増水に対する橋りょうの運転規制を見直す.
 なお,これまで実施されていた他社線への振替輸送は,この運転再開をもって終了する.

写真:南海電気鉄道12000系  松本洋一撮影  住ノ江検車区羽倉崎検車支区にて  2011-6-1(取材協力:南海電気鉄道)